答を見るのはあり?なし? 発達障害の子の学習法

指導方法

発達障害をかかえた子の勉強をみているとこんなことが気になりませんか?

勉強がまったくできないわけではないのに、どうしてスムーズにいかないの?

まったく理解できないわけではないのに、発達の特性があるためにスムーズに勉強が進まなくて結果にも結び付かない歯がゆさを感じている方も多いのではないでしょうか。

テスト勉強の目的とは?

そもそもテスト勉強ってなぜあるのでしょうか?

みなさんいろんな意見をおもちでしょうが、私はテスト勉強の目的とは以下の3つと考えます。

この3つができれば、テストの点数も相応に取れるはずですし、学校の先生も悪い評価はされないだろうと思いますよね。

ところが多くの親御さんや指導者はこんな声かけをしていませんか?

●答を見ずに自力でやりなさい!

●長時間集中しなさい などなど

そうです。指導者の成功パターンを押し付けてしまうのです。発達に障害がある子はそれが難しくて悩んでいるのです。

どのように導けばよいの?

それでは発達障害のお子さんが勉強中に行き詰ったらどのように声をかけたらよいのでしょうか?

発達に凸凹がある子は、膨大な情報から答えを抜き出すことや、多くの情報処理を短時間におこなうことが苦手なのです。しかし真面目な性格であり、手加減ができないという苦しみを抱えていることも多いのです。

お子さんが覚えられないことで苦しむこともあります。そんなときは「人間は忘れる生き物だから忘れて当然だよ。だから私たちは悲しいできごとを忘れて毎日笑うことができるんだからね。言葉を覚えたいのなら答えの力を借りて今一緒に覚えよう!」と伝えましょう。

きっとお子さんのマインドも前向きになり、安心してインプットできるように成長することでしょう。

まとめ

親御さんや指導者はよかれと思ってついご自分の成功体験や先入観をお子さんに押し付けて、結果としてお子さんのモチベーションや思考を奪ってしまったご経験もあるのではないでしょうか。

大切なことは、お子さんご自身が、自分の限界を知り、可能な範囲でパフォーマンスを最大化させる方策を考えられるように導いてあげることです。

うちの子、できなくはないと思うけど、なんだか勉強がはかどっていないようだな このようにお感じのときは、ご一緒に和顔で勉強してみてはいかがでしょうか。

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